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田の草取り虫、大量発生   小牧市の水田にカブトエビ

[2017.07.05]

▲自分の水田からすくい上げたカブトエビを見せる桜井さん

 小牧市の地元農家・桜井さんの水田に今年もカブトエビが大量発生しています。住宅地域で耕作される桜井さん所有の約7㌃の水田(栽培品種はあいちのかおり)にカブトエビが大量発生するようになったのは約5年前で、これまで農薬は除草剤以外使っておらず、カブトエビ農法も行っていません。

 近所に水田はいくつかあるもののカブトエビは見られず、どこからか流れてきたとは考えにくく原因は不明です。毎年6月初旬から8月初旬まで見られ、水を張るとすぐに現れ最初は米粒よりも小さいものが1カ月で約1.5㌢の大きさになると話されます。

 カブトエビは約2億年前からほとんど姿を変えずに生き続けていることから「生きた化石」といわれ、大きさが約3㌢の小型甲殻類でエビ類ではありません。雑食でボウフラや雑草などをよく食べ、胴体がかぶとの形をし40対以上の脚で泳ぎます。摂食・産卵行動のため絶えず脚を動かして土を掘り起こし、それにより水田中の雑草の種や幼芽を浮かび上がらせ、その際に巻き上がった土が水を濁らせることで雑草の光合成を阻害し雑草防除につながるため「田の草取り虫」とも呼ばれています。

 長期間の乾燥に耐える卵 (耐久卵) を大量に産み、一度定着すると耐久卵が残っている限り半永久的に発生します。しかし、農薬に対する感受性が極めて高いため農薬施用環境下では生息不可能で、カブトエビが生息している水田は無農薬栽培をしている証拠となり、指標生物でもあるので水がきれいな証にもなります。桜井さんの水田はそれを物語っているように浮草等が見られず水が透き通っていてきれいです。

 カブトエビ農法は、これらの習性を利用した、低コスト・省労力で環境と健康に優しい農法です。カブトエビは飼育の手軽さや耐久卵の保存性の高さから「飼育セット」の販売もされており、飼育方法は乾燥した卵を水の中に入れるだけで1日~数日のうちに孵化するという簡単なものです。

 桜井さんは「私が小学生の頃は田んぼが多く飛行機で農薬を空中散布するほどで、メダカなど田んぼの生き物が全く見られなかった。カブトエビの大量発生は当時と比べ自然環境がだいぶ良くなったとより実感させ、除草作業の手間も省け農作業が快適な気持ちで行える」と笑顔で話しました。

 

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