
畑に入り土を踏むことから始めて 管内幼稚園児
[2018.01.16]
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▲ダイコン掘りを楽しむ園児ら(第二ひばり幼稚園) |
春日井市内藤山台の第二ひばり幼稚園年長園児54人が11日、旭町の勝川幼稚園年長園児60人が16日、廻間町の鈴木博さんの畑で大根の収穫体験をしました。
第二ひばり幼稚園は、幼少期から土に親しむことを体感することが目的です。勝川幼稚園は、年間を通じて自然の中で育つ農作物の姿と人間もまたその自然の影響を受けて育つことを知ってもらう体験が目的です。共に食育活動の一環として数年前から続けています。
このような収穫体験は約20年前、同幼稚園の保護者らから「自然の中でイチゴ狩りを体験させてあげたい」という要望が集まり、幼稚園から博さんの妻・みどりさんに依頼がありました。承諾したみどりさんが、農家から畑や田んぼの一画を借りて栽培管理や収穫作業が行える「オーナー制度」を活用して始まりました。現在は、ダイコン、イチゴ、サツマイモと収穫時期ごとに幼稚園など地域の子どもらの収穫体験を受け入れています。
園児らは自分の背丈の半分ほどに生長したダイコンに「大きくて重い」「固くて抜けない」と歓声をあげながら笑顔で掘り出しました。
みどりさんは「幼稚園児など小さい子どもは年齢が低いほど、複雑な農作業よりもまずは簡単な収穫体験をさせ、畑に入り土を踏む体感もさせてあげることから始めると良い。自然にも触れることができ、この経験が今後農業体験をする際にも役立ち、農業や自然に対する興味もより沸いてくると思う」と収穫体験の意義を話しました。
収穫したダイコンは、園児が土産として自宅に持って帰り家族と収穫の喜びを分かち合います。第二ひばり幼稚園は当日の給食の食材にも使いました。
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▲掘り出したダイコンを両手で抱えて運ぶ園児ら(勝川幼稚園) |
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▲収穫したダイコンを袋に入れて持ち帰りの準備をする園児ら(第二ひばり幼稚園) |
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▲鈴木みどりさんを先頭に畑に入る園児ら(勝川幼稚園) |