直売向けの野菜作りのポイント 生産者出荷者大会
[2017.06.08]
8日、ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろばで第2回出荷者大会を開き、出荷者150人が出席しました。平成28年度の事業報告と平成29年度事業計画を確認した後、株式会社流通研究所代表取締役の釼持雅幸さんを講師に「直売向けの売れる野菜作りのポイント」を学んびました。
安藤茂市組合長は「どのような形で担い手を育てていくかという課題を農家さんと協力して解決していきたい。このような場を大切に積極的に情報共有して自己改革に結び付けたい」とあいさつしました。
同研究所の釼持さんは1992年の設立以来、農水産業専門のコンサルタント集団としてこれまでに各地で加工品の取引や地産地消についての講演をしながら100件以上の実践指導を行っています。
釼持さんは「直売向けの売れる野菜のポイントは3点。①消費者支店を踏まえた品目を選び売れ筋のトレンドをつかむこと②パッケージも商品の一部であるため、袋の中で液だれしないよう適度に乾かすこと③PRポイントを短い言葉で表現し、自分が消費者の気持ちになって楽しくPOPを作ることです」と話した。
また、「スーパーではあまり売られていない品種を選ぶことは大切だが、消費者の視点を踏まえることが一番重要。以前、紫色の白菜が珍しいと思い『紫奏子(むらさきそうし)』を出荷したが、鍋に適していない紫奏子は売れなかった。消費者ニーズに合った商品を作ることが最大のポイント」と説明しました。また、平成28年度事業報告書を使ってこれから売れる野菜を解説しました。「同年度の不足品ベスト30に入っているものは、これから作れば売れるものベスト30ということ。上位3位に挙がっていたキャベツ・ブロッコリー・白菜は、これから作れば必ず売れる」と強調しました。
記念講演終了後、盛んに出荷者から質疑応答が飛び交いました。
大会最後には出荷者全員で大会スローガンの唱和を行い、意思統一を