直売所で栄養弁当販売 中部大学とコラボ
[2017.01.14]
中部大学の栄養管理士を目指す学生らが14日、JAの直売所「ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろば」で、風邪をひきやすい冬の季節に合わせて「ビタミンC」が豊富な弁当の試作品を作りました。
愛知県とJAが協働で行う「産地直売所を交流拠点としたにぎわい創出事業」の一環で、JAの直売所「ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろば」をモデルに直売所の課題を探り、消費者と生産者がより良好な関係を築くようにすることが目的。中部大学は「地(知)の拠点整備事業」の一環で、地域活性化へ向け、地域と一緒に現場で解決策を考える取組みを行っています。
試作品を作ったのは、応用生物学部食品栄養科学科管理栄養科学専攻の1年生で、昨年の夏休み期間中に同直売所の見学を行ったことや同大学の学生らにアンケートを行ったことをもとに、若者や一人暮らしなどであまり野菜を摂取していない人をターゲットに直売所に出荷される野菜を使った栄養弁当の販売を企画しました。
主菜が魚と肉の二種類作り、菜の花やかぼちゃなど旬の食材を使うことにこだわり試作を繰り返しました。弁当には、大学と直売所がコラボレーションしていることがわかるように「栄養弁当」の帯を付けました。
活動に取り組んだ宮田早記さん(19)は「試行錯誤を繰り返して大変だったが、想像以上の出来栄えに嬉しい。将来は給食の献立を考えるなど、地域と関わりを持った栄養教諭になりたいと思うようになった」と話しました。
弁当を買った女性(70)は「学生が活動していたので思わず買ってしまった。栄養もたっぷりで、食べるのが楽しみ」と話しました。
弁当の販売は14日・15日の二日間で販売し、1日20個限定です。完売次第終了します。価格は税込580円です。