直売所の交流拠点化めざして 活動成果報告会
[2017.02.16]
愛知県は16日、名古屋市中区にあるJAあいちビルで、同県とJAが行なってきた「産地直売所を交流拠点としたにぎわい創出事業」の一連の活動と成果を報告しました。これまでの事業で得たノウハウを広く県内の直売所で活用しようと、県、市町、各JAの関係者約80人が集まりました。
活動は、直売所「ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろば」をモデル店舗として昨年5月から計画しました。取り組みは、近隣のJAと連携した地元農産物の流通、直売所発の食育体験ツアー、直売所職員の研修会、生産者を交えたSNS研修、中部大学との連携などです。
これまでの取り組み内容と成果とまとめた全80ページにわたる「まだまだできる!産地直売所のにぎわいづくりマニュアル」をもとに報告会が始まりました。
活動をサポートしてきた株式会社流通研究所の中村慎吾さんが「食育体験ツアーでは、参加者に何を見せたいのかがブレないようにすることがポイント。関わる人すべてに活動することの意味を伝えることが大切」と説明しました。
報告会後は意見交換会が行なわれ「JA間連携をやっていきたい」など活発な意見が飛び交いました。
産直振興課の浅井政幸課長は「パートタイマー職員の研修では他店と比較できたことが良かったので継続してやっていきたい。学生らと関わったことも若い発想や思いは新鮮で、直売所活性化のヒントになった。また端境期はどこの直売所も品揃えに苦しむのでJA間連携は実現させていきたい」と話しました。