着果順調 産直柑橘研修会
[2020.06.12]
営農指導課は12日、産直部会の柑橘類生産者を対象に研修ほ場で「摘果作業~夏季せん定~病害虫予防」についての研修会を行い、高品質な農産物の多収を目指す産直会員17人が参加しました。
今年の柑橘類は満開が5月7日頃と平年並の生育状況です。温州みかんや中晩柑類ともに隔年結果の樹が見られるが、全体的に開花状況は良く着果も順調です。
ただ、チャノキイロアザミウマや果樹カメムシ類の発生は、現在までの平均捕獲個体数が過去10年間で3番目に多いという調査結果が愛知県農業総合試験場から発表されています。発生前・発生ピーク時での防除対策が重要となります。
杉山文一営農技術指導員は「今は生理落果の時期です。今後予備摘果や仕上げ摘果の作業が必要になってきますが、品種毎に適正な時期が異なります。早すぎても遅すぎても他の生長段階に影響がでてしまうので、注意しながら作業を行ってください」とアドバイスしました。