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秋作農産品コンクール、入賞者決定  春日井農業祭

[2018.11.11]

 ▲キャベツ、はくさいの外観などを確認する審査員ら

 

 当JAや春日井市などで構成される春日井市農業祭実行委員会は10日、11日の両日、同市八田町の春日井中央支店で「秋の農業祭」を開きました。市内農家の生産技術向上と市内の農業を市民に知ってもらう目的で、毎年開いています。

 会場では秋作農産品コンクールをメインに、花類の青空市、豚汁の販売、家庭果樹の剪定教室、チャリティーバザーなど多彩な催しで大いに賑わいました。

 品評会には市内の農家121人から野菜、果物など507点が出品され、各部門で品質が競われました。

 愛知県尾張農林水産事務所農業改良普及課の水谷浩孝専門員は「今年は7月中旬から8月上旬の高温・少雨と、9月の多雨、日照不足と2度の台風襲来など、天候にほんろうされる年であり、農作物の栽培には大変な苦労があったと思います。優秀賞に選出した農産物で第1部の柿は、大きさ、玉揃い、着色ともに優れていました。第2部のキャベツとはくさいは、どちらも外観がきれいで、よく締まっていました。また、金賞の小松菜については、外観が素晴らしく、非常に丁寧に整えられていました。第3部のダイコンは、形が良くツヤとハリがありすばらしいものでした。また、金賞のカブは肌がきれいで揃いの良いものを、サトイモは揃いがたいへん良く、形状等の外観がきれいで縞模様がしっかり出ているものを選びました。栽培に厳しい状況の中で、出品物の多くが大変素晴らしい出来栄えで、皆様方の技術の高さが伺われました」と講評しました。  

 出品物の即売会にはファンも多く、朝8時前から並び始めた約240人が正午からの開場を待ち、販売が始まると約1時間で完売するほどの大盛況でした。

 コンクール表彰式終了後、市内の果樹・稲作農家で有害鳥獣被害が多発していることからJAも被害防止に貢献しようと、寄贈式で長谷川浩敏組合長が伊藤太春日井市長に捕獲檻の目録を手渡しました。

 審査結果は以下のとおりです。(敬称略) 優秀賞=髙見堂三千子(柿)、梶田博子(キャベツ)、長谷川登(はくさい)、大野進(だいこん)

▲ 農産品コンクール入賞者の表彰式
 ▲伊藤太春日井市長に捕獲檻の目録を手渡すJAの長谷川浩敏組合長
▲ 約240人が来場した即売会では、販売開始約1時間で完売するほどの大盛況
 ▲多彩な催しで大賑わいの会場
グリーンセンター春日井産直部会「キャロットクラブ」による五平餅・みたらし販売
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