
秋冬野菜は発芽時の気温が重要 産直部会研修会
[2020.07.03]
営農指導課は3日、FM及び各産直部会員を対象とした秋冬野菜栽培研修会を本店で開き、39人が参加しました。産直部会員の良質な農産物の生産力向上が目的です。新型コロナウイルス感染症対策の一環として、フェイスシールドを着用しながら研修を行いました。
今回の研修会の開催告知は、開催1ヵ月ほど前に、産直4店舗(グリーンセンター3店舗、ファーマーズマーケット)のバックヤードに募集チラシの掲示と、部会員の携帯電話に出荷品の売り上げ状況などをお知らせする県域産直システムのメール配信により行いました。
この日は、JAの磯部隆之営農技術指導員から『秋冬野菜別栽培管理、代表的な病害虫と連作障害、春夏野菜栽培中の注意点』などの説明がされました。
磯部指導員は「秋冬野菜は発芽時の気温管理が重要で、適温を超えると生理障害が出やすくなる。育苗ポットが熱くなりすぎないよう、工夫が必要。また、過剰な水やりは徒長苗を誘発し、生育に悪影響を及ぼすので気を付けましょう」と話したのち、各野菜の栽培留意点について説明しました。
すでに収穫・出荷が始まっているトマトについては「トマトを長期的に収穫するためにはカルシウムがポイント。カルシウムの欠乏は、様々な生理障害を引き起こします。土壌ではなく、葉面散布が効果的です」とアドバイスしました。