管内農家が栄えある表彰 熱田神宮農業功労顕彰式
[2018.12.21]
JA愛知中央会と熱田神宮豊年講は21日、名古屋市の熱田神宮で、平成30年(第37回)熱田神宮農業功労顕彰式、第68回愛知県農林畜産物品評会の表彰式を開きました。
熱田神宮農業功労顕彰式では、管内春日井市桃山町の稲垣利幸さんが畜産部門で受賞されました。同顕彰は、県の農業・農村の振興に尽力し、その功績が顕著で他の模範となる人を顕彰する制度です。昭和57年に始まり今年で37回を数えます。稲垣さんは、昭和24年に就農し、家業の孵化場を継ぎ白色レグホン種の孵化場として種鶏改良を行ってきました。輸入鶏肉の増加により昭和62年より名古屋コーチンのみを生産する経営に転換し、雛の生産から正肉の販売に至る一貫経営を確立されました。
農林畜産物品評会では県下全域から2,546点が出品され、特賞2点、優秀賞46点を含む388点が受賞しました。管内春日井市玉野町の梶田博子さんがかぶを出品し、優秀賞の熱田神宮賞を受賞されました。管内からは125点出品され、優秀賞1点の他に優等賞4点、優良賞3点、佳良賞12点の入賞がありました。
審査長の県農業総合試験場の今井克彦場長は、1年を通じて天候変動が大きく農畜産物の栽培・管理が困難であったことを踏まえ「困難な気象条件の中でも適切に対応して栽培されていた。出品物はいずれも優れた品質のものばかりで、甲乙付け難かった。丹精した農産物を見て出品者の技術水準の高さに感銘を受けた」講評をしました。