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米一粒一粒を大切に          鷹来小学校

[2017.10.26]

▲刈った稲をリレー式で集める児童ら

 春日井市立鷹来小学校5年生64人は26日、6月2日に児童が植えた「あいちのかおり」の稲刈り体験を行いました。昭和55年当時の田楽支店長が小学校に呼び掛けて以来、30年以上続けられています。

 10数年にわたり同小の田植えを指導している地元農家の臼田照夫さんから、かまの扱い方や稲の束ね方の説明を受け、約7㌃の田で丁寧に稲刈りをしました。その後、JA職員が児童らの束ねた稲をコンバインで脱穀し、稲刈りの実演も披露しました。

 途中、2年生が作業を見学に訪れ、臼田さんから穂の説明を聞き「稲を束ねるヒモがなくなったから早くちょうだい」と、泥だらけになりながらも張りきって作業に取り組む5年生の姿を楽しそうに眺めました。

 臼田さんは「一粒一粒に農家の人の気持ちが詰まっている。だから、給食も米1粒も残さないようにしてください」と話しました。

 同校の担当教諭は「授業で稲ができるまでについて学んでも、実践して身体で経験してみないと分からない。稲刈り体験をすることで、農家の大変さや作物を作ることのありがたみをより理解できたのではないかと思います」と笑顔で話しました。

 同校では、卒業式に赤飯が配布される予定です。

▲かまでしっかり稲を刈る児童

▲2年生に穂の作りを説明する臼田さん

▲刈った稲を両脇に抱えて運ぶ児童

 

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