良質で多収を目指す45名が参加 桃生産部会
[2017.03.01]
桃生産部会は1日、小牧市高根の鈴木明さんの桃園で摘蕾の現地指導会を行いました。高品質な桃の多収を目指す部会員45人が参加しました。
尾張農林水産事務所農業改良普及課の平晋一郎専門員が「昨年は開花時に降雨があり影響を受けたことが懸念された。開花時の降雨は、葯や花粉を破裂させ、受精率を低下させる。受粉後3時間以内に降雨があった場合は再度受粉を行うように。情報を有効に利用してほしい」と指導しました。
杉山文一営農技術指導員は「サクラの開花予想は名古屋市で3月27日頃(日本気象協会)と昨年より数日遅い予想だが、桃の開花は3月末から4月始めになると思う。3月は、萌芽前の重要な作業時期となり、摘蕾が始まったが芽の動きを見て的確な栽培管理に努めてほしい」と説明しました。
また「長果枝と中果枝の先端の花芽について、はなよめと日川白鳳などの早生種で花芽の少ない品種は強い摘蕾をしないこと。短果枝でも、先端のかたまっている花芽は整理すること。摘来は60%から70%程度を目標にしましょう」と呼び掛けました。
冒頭、市内で初めて愛知農業賞(あいちアグリアウォード)を受賞した鈴木明さんが謝辞を述べられ、部会員は拍手で讃えました。