親子で農の思い出の1ページを 親子農業体験ツアー
[2019.02.23]
▲JA圃場でキャベツの収穫を一緒に楽しむ親子(右2人)とJA職員(左) |
JAは「親子農業体験ツアー」を23日、親子12組26人の参加により開きました。「農業の応援団を増やして直売施設ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろばの認知度を高めたい」と農業振興部営農企画課が企画しました。同ツアーはこれまで、野菜が豊富な夏から秋にかけてのみ企画していましたが、昨年から春夏秋冬1年を通じて農業について学んでもらおうと、四季に渡り開催しています。この日は、春日井市内のサボテン農家と同JAの圃場を訪問しました。
ツアーは一組2,000円で保育園・幼稚園児や小学生児童を中心に参加しました。直売所に集合した後、バスで移動し、同市桃山町の後藤容允(ひろみつ)代表取締役社長の経営する(有)後藤サボテンで、地元特産物のサボテンを見学し、その魅力に触れました。
サボテンの寄せ植え体験では、親子が和やかな雰囲気に包まれながらオリジナルの可愛らしいミニサボテンを作り上げました。大根おろしなどであえた食用のウチワサボテン「ノパル」のスライスの試食会も行われ、食品としての味を体感しました。
小学生児童は「ミニサボテンはコンパクトで、自分の家でも作ってみたい。サボテンが食べれるのは驚いた」と笑顔で話しました。
同市西山町のグリーンセンター春日井中央店近隣のJA圃場では、キャベツ、芽キャベツ、ブロッコリー、アレッタの収穫と、ビニールハウスでトマトの接ぎ木苗の定植を体験しました。
JA職員が冒頭で「収穫した野菜の葉は取って畑に置き土に馴染ませ畑の栄養にします。トマトの接ぎ木苗は、植える際に継ぎ目ごと土を被せてしまうと苗が呼吸困難になり生長に支障が出るので注意しましょう」と指導しました。
保護者は「野菜を一緒に収穫できたことは子どもとの良い思い出のひとつとなる。収穫した野菜はお土産として持ち帰ります」と満足気に話しました。
▲後藤サボテンでサボテンの寄せ植えを楽しむ親子ら |
▲食用ウチワサボテン「ノパル」のスライスを試食する児童 |
▲JA圃場のビニールハウスでトマトの接ぎ木苗定植を体験する親子 |