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身近なところで伝統を   Aコープ高蔵寺店で展示

[2018.05.02]

 

▲甲冑の細かい作りに感心する来店者

 高蔵寺支店ふれあい委員会は、Aコープ高蔵寺店で2日から6日まで甲冑の展示を行います。最近、昔から伝統の「五月人形」や「こいのぼり」など中々実物を見る機会が少なくなってきていることをきっかけに、2年前から同店のレジ後ろで五月人形の展示を始めました。今回は甲冑を7領展示します。

 この甲冑は、同JA管内の組合員、下地保(しもじたもつ)さん(70)が手作りしたものです。機械設計の会社に勤め、定年退職されてから趣味で甲冑作りに挑戦し、今年で10年目。鉄やアルミニウムを成形し、多数の穴をあけて糸を通して作っていきます。1つの甲冑を作るのに約3ヶ月かかる。今回は実寸の2分の1サイズを3領、4分の1サイズを4領展示します。これまで、地元の喫茶店や公民館で展示してきたが、店舗での展示は初めてです。

 高蔵寺支店の波多野正敏支店長は「小さい子が親御さんと買い物に来たときに見てくれて、少しでも伝統に興味を持ってくれたら嬉しい。押入れにしまいこんである兜や甲冑を出す機会につながれば」と話しました。

 甲冑を見た来店者は「兜や甲冑は出すのが大変だから飾らなくなった。久しぶりに見たら季節のものを見ることは大事だと思った。今度の休みに孫が来るから、一緒に見にきたい」と笑顔で話しました。

▲甲冑を設置した後に記念写真

▲全部で7領の甲冑を展示しています!

 

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