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農業の醍醐味で健康と生きがいを  アグリ講座in春日井開講

[2019.04.11]

講義を行う杉山文一営農技術指導員

 

 本店で11日、「農業を通じて、健康管理と生きがいづくり」をテーマとして、野菜・果樹・花卉の栽培など、土づくりから栽培と管理までの基本と応用を学ぶ「アグリ講座in春日井」を開講しました。

 講座は野菜6回、果樹6回、花卉2回に分け、JAの営農技術指導員が農業技術のノウハウを伝授します。年間1000円の参加料で今年は定員の50人を大幅に上回る61人の申し込みがありました。

 開講式で農業振興部営農指導課森藤道徳課長が「当JA管内は都市化により住宅と農地が混在して農作業がやりにくい環境ですが、そんな中でも良質な農作物が作れます。農薬使用の際や農作業事故には十分注意して1年間農業のノウハウと楽しさを学んでください」とあいさつしました。

 果樹担当の杉山文一営農技術指導員が「主要果樹の病害虫診断と防除ポイント」と題した講義を行い、果樹病害虫防除の考え方や各病害虫の発生特性や防除ポイントなどを説明しました。

 同指導員は「病害虫防除には、薬を使う薬剤防除と、薬を使わず病気のもとを直接取る耕種的防除があります。果樹に病害虫を見かけたらその部分を処理してから薬をかけてください。また、病気にならないためには、日陰や水の溜まるところは避けるなど適地適作を考え植える場所を選び、育てる環境づくりをしましょう。果樹園芸の醍醐味はこうして我が子を育てるように手をかけることです」とアドバイスしました。

 野菜担当の大藪哲也営農技術指導員は「春夏野菜栽培の基礎知識I」と題して、トマト、ナス、カラーピーマン、エビ芋の野菜4種類の健康維持・病気予防に関わる機能性、施肥や整枝せん定など栽培のポイントなどを説明しました。

 受講生は各営農技術指導員の講義を真剣な表情で聞き入りました。

杉山指導員による講義「主要果樹の病害虫診断と防除ポイント」
今年度からの農業振興部営農指導課の新課長・森藤道徳さんのあいさつ
 ▲受講生の皆さんは杉山指導員、大藪指導員の各講義を真剣に聞き入り学びました
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