卒業後、農業本格スタート かすがい農業塾閉講式
[2017.12.12]
JAと春日井市は12日、学習農園「かすがい農業塾」の閉講式を市役所で行い、41歳から71歳の受講生14人が修了証を受け取りました。農業の担い手養成を目的に始めて9年目を迎えます。
同市大泉寺町の休耕畑12㌃を利用し、JAの営農技術指導員や地元農家ら5人がアドバイザーとして講師を務め、実践的ノウハウを伝授しました。今年1月18日の開校式から始まり、座学と実践の全32講座で1年間かけて土づくりから収穫までを学びました。
講座は、農業の基礎を学ぶ「基礎コース」とプロ農家を目指す「実践コース」に分けられており、それぞれの希望に合わせて受講します。既に3人の受講生が、産直会員として出荷を始めるなど、着実に実績をあげています。
長谷川浩敏組合長は「皆さんの今の表情は充実感に満ち溢れていてとても素晴らしい。皆さんの先輩にあたるかすがい農業塾を卒業された方々が、今ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろばに出荷してくださっています。皆さんも是非、出荷していただいて春日井の農産物を地元の人に広めてください」と激励した後に、伊藤太春日井市長から受講生に修了証が手渡されました。
受講生を代表して小川久夫さんが「この講座を受講する前は自己流でやっていたが、何事も基本が大事だと思い受講した。受講してみると、驚くことばかりで農業がさらに楽しくなった。これからも農薬をあまり使わず、家族や友人のためにも美味しい野菜を作り続けたいと思う」と一年を振り返りました。