野菜栽培の悩み解決 田楽支店ふれあい委員会
[2019.08.22]
田楽支店で22日、支店ふれあい委員会による秋冬野菜栽培講習会が開かれ、管内農家を中心とした約20人が参加しました。秋冬野菜栽培のコツを学ぶこと、生産者間の情報共有を目的とし、高品質多収入による生産者の収益向上と農業に対する意欲向上を目指します。
産直施設に出荷している農家から家庭菜園を楽しむ初心者まで幅広い受講者を対象に、JAの営農技術指導員が栽培技術の指導や自身の経験に基づいた栽培のコツを伝授しました。支店ふれあい委員会活動の一環として始まり、今年で5年目となります。
講習会では、江本勝義営農技術指導員からキャベツ・ハクサイ・ダイコン・カブ・ニンジンと秋冬野菜の栽培ポイント、秋まき野菜播種適期、秋冬野菜病害虫防除などを学びました。
今回は『営農技術指導員と講習参加者でお互いにキャッチボールのようにたくさん交流をしよう』をテーマに、参加者が野菜栽培をする上での疑問に江本営農技術指導員が答えていきました。
・「去年のニンジンの色づきが良くなかった」→ニンジンは8/20~25に播くと、色づきが良くなると言われています。ただ、近年の気候変動で若干のずれが生じる可能性があるので、様子を見ながら植えてください。
・「トマトの実が赤く順調に生長していたのに、木が枯れてしまった」→おそらく土壌の病気が原因なので、殺菌剤などを使い回復させてあげましょう。農薬を使う以外の方法としては、石灰チッ素を1㎡あたり100g混ぜ、土壌にしっかりと水をまく。消毒の期間として2週間ほどマルチをかけて時間をおく。その際に肥料などを一緒にまくと、酸性アルカリ性反応を起こす可能性があるので、注意して下さい。 などの質問による意見交換が行われ、参加者はメモを取りながら真剣に受講しました。