鈴木さん小牧初受賞に歓喜 受賞記念祝賀会
[2017.02.17]
昨年12月に小牧市で初めて「愛知農業賞(あいちアグリアウォード)」を受けた鈴木明さん(81)の受賞祝賀会を17日、同市中央の小牧コミュニティホールで開きました。市長をはじめとした来賓、各種団体・JA関係者、桃部会員ら90人が受賞を祝いました。
同賞は、公益財団法人愛知県農業振興基金が愛知県の農業・農村の振興や発展に尽くした個人や団体を表彰するもので平成18年度から実施しています。
鈴木さんが受賞したのは農業・農村振興部門で、都市近郊のモモ生産において、部会員の栽培技術や所得の向上に関してリーダーシップを発揮してきたことや、新品種の導入に自らが試作や実証試験を行った上で、生産部会に導入推進を図ったこと、地元和洋菓子店への幼果の供給体制づくりならびに都市近郊を活かした直売方式(産直・庭先)の率先垂範など、地域の農業・農村振興に大きく貢献してきたことが評価されました。
祝賀会では、山下史守朗(しずお)市長が「桃と対話をするように育てられる鈴木さんはまさにプロフェッショナル。今後さらに篠岡の桃が地元のブランドとなるよう後継者の育成にも励んでいただきたい」と祝辞を述べました。
鈴木さんは「このような会を催していただいたことはこの上ない喜び。受賞できたことは周りの皆様のサポートがあったからで、より一層桃栽培に精進していきたい」と生涯現役を宣言しました。
花束贈呈のセレモニーでは、壇上でご夫妻が笑顔で花束を受け取りました。