開花予測約5日遅め、今が摘蕾適期 柿生産部会現地指導会
[2019.05.17]
▲部会員に摘蕾の指導をする杉山文一営農技術指導員 |
柿生産部会は17日、小牧市上末の鈴木至永さんの柿園で摘蕾の現地指導会を行いました。高品質な柿の多収を目指す部会員12人が参加しました。
JAの杉山文一営農技術指導員は「今年は、果樹の生育は全体的に遅く、柿も展葉はじめが4月8日頃と昨年より5日程度遅くなっています。富有の開花は5月25日頃と予測していますが、新梢の生育は全体的に進んできており、花蕾の着生も良いかと思います。摘蕾は開花前15日頃の早めに行うと効果が高く、今が実施する時期です」と指導しました。
さらに「有効積算温度を利用したチャノキイロアザミウマ(害虫)第1世代成虫の発生ピーク予測日は、中山間部に位置する稲武を除いて5月19日から25日です。今年は前年より9日から14日遅いと予測します。なお、5月の気温は低いと見込まれていますが、平年に比べ日平均気温が0.5℃低く推移した場合、発生ピークは現時点の予測日より1日から2日遅くなる可能性があります。発生状況に注意し、防除しましょう」と防除の準備を呼び掛けました。
▲杉山文一営農技術指導員の指導をもとに摘蕾を実践する部会員たち |
▲枝に茂る葉をかき分けながら、摘み取る蕾を見極めていく部会員たち |
▲部会員の質問に答える杉山文一営農技術指導員 |