
魚を食べることの効能を学ぶ 女性学級
[2017.02.06]
高蔵寺地区女性部は6日、高蔵寺支店で第8回女性学級を開きました。今年度は全9回の講座を計画しています。
第8回となる今回は、春日井市松本町の中部大学応用生物学部食品栄養科学科・横越英彦教授による講演「魚を食べることの科学~最近話題のDHAとは?~」を行い、参加者47名が「食べ物と脳との関わり」「魚の摂取と脳との関係」「魚の成分と脳機能研究」「その他の魚に含まれる成分研究の動向」を学びました。
横越教授が冒頭で「脳やその活動エネルギー、分泌物は食べ物から作られます。イギリスのマイケル・クロフォード教授が、『魚を食べると頭が良くなるらしい』『IQが高くなるらしい』『魚の中に頭を良くする栄養素が含まれているらしい』と著書の中で発表。さらに『日本人の子供たちの知能指数が高いのは、魚を食べてきた結果である』とし、その魚の持っている素晴らしい栄養素のひとつにDHA(ドコサヘキサエン酸)があります」とあいさつしました。
参加者らは、スライドを見ながら横越教授の説明を聞き、魚を摂取することのメリットを真剣にメモに書き留めました。
同教授は「日本の大昔の人々は恐らく海や川でとれる魚介類や、野原で収穫できる物を食べてきていると思われます。戦後の日本人の食形態は、戦前と比較するとずいぶん変わったと言われます。その代表的な変化は、魚を食べることが減り肉食が増えたことです。〝魚離れ〟とも言われています」と日本の食形態の現状を述べました。
参加者は「今まで以上に魚を食べる食生活に改善してこうと思った」と話しました。