2カ月半で大人の身長にまで生長 北里小3年生
[2016.09.30]
小牧市立北里小学校3年生94人が30日、小牧市下小針のJA尾張中央エビ芋研究会試験圃場で、7月に続いて4回目のエビ芋観察を行いました。地元の特産物を知り、農家の仕事を学習する総合的な学習の授業の一環です。
同会の稲垣桂三会長は「7月11日のエビ芋観察では茎の高さは70~80㌢で根元の太さは直径5~7㌢、それから約2カ月半後、茎の高さは2㍍ほどで根元の太さは直径10~15㌢まで生長しました。雨・曇りや強風、虫に耐えながら、水分と栄養をしっかりと吸収して大きくなりました」と説明も交えてあいさつしました。
児童らは、前回の背丈ほどの高さからさらに急生長したエビ芋に感激した面持で畑に入ると「葉は自分の顔よりも、茎の太さは手よりも大きくなっている」「特徴的な大きな茎も食べられるのか」などそれぞれの思いを巡らせながら2㍍ほどに生長したエビ芋をスケッチしました。
藤岡大地教諭は「子供たちの背よりも高くなり迫力のついたエビ芋の生長を、自分たちと重ねて同じように大人へと成長していくことを感じてほしい。地産地消や地元の食文化に触れ、自分たちの住む地域にはこんな素晴らしい特産物があるということも知ってほしい」と笑顔で話しました。
11月には、JAの北里支店ふれあい委員会が、児童らとエビ芋の収穫体験を行い、収穫したエビ芋を使った料理を試食する企画を予定しています。