ほ場見学でより学びの深い講義を　アグリ講座野菜コース

［2023.07.06］

▲トウモロコシの防除を説明する大藪営農技術指導員

　営農指導課は6月29日、実践的な学習と習熟度向上を目的として、アグリ講座野菜コースを「かすがい農業塾」のほ場で開催し、受講生64人が参加しました。

　アグリ講座野菜コースでは座学を中心とした全10回の講義を通して、作付けの基礎や資材活用の他、病害虫への対処法など栽培管理の基礎を学んでいます。昨年度からは受講生の「実際の農作物を見ながら講義を聞きたい」と要望を取り入れ、産直出荷者を育成する「かすがい農業塾」協力のもとで、実際のほ場を活用したより実践的な学習にも力を入れています。

　今回の講義では受講生を2班に分け、トウモロコシ、かぼちゃ、スイカ、なすの4品目について営農技術指導員が仕立てのコツや栽培のポイント等を伝えました。

　普段かすがい農業塾を担当する西本営農技術指導員は「このほ場では冬のうちからバックホーで耕起したり、有機物を混ぜ込むなどして土壌環境の整備には特に気をつけています。皆さんもまずは農産物の育つ環境をしっかりと整えた上で、施肥や農薬、仕立て方等を工夫して良いものを作っていきましょう」とアドバイスしました。

　講義終了後には、営農技術指導員と受講生による個別相談会が開かれました。