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ヤングケアラーについて考える 小牧地区女性大学

[2025.12.19]

▲ヤングケアラーについて話す後藤さん

 小牧地区女性部は9日、小牧市あさひホールで女性大学を開講し、部員104名が参加しました。

 部員は、愛知県福祉局児童家庭課の後藤静さんを講師に招き、社会問題として度々メディアなどで取り上げられている「ヤングケアラー」について学びました。

 ヤングケアラーは家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者のことを指します。厚生労働省の調査では、中学2年生の約17人に1人が世話をしている家族が「いる」という結果になりました。

 後藤さんは「私たちにできることはヤングケアラーの実態を理解し、ケアから離れられる場所(子ども食堂やフリースクールなどの地域と繋がれる場所)を作り、話を聞くことです。家庭内の問題と思わず社会全体で関わっていく必要があります」と話しました。

 講演の中では、ヤングケアラーを題材にした「夕焼け」というDVDを視聴し、上映中は涙を流す部員も多くいました。

 講演後、部員は「ヤングケアラーという言葉は知っていたが、実態はよく知りませんでした。まずは声を掛けてみることから始めてみようと思います」と話しました。

 女性部ではみんなが安心して暮らせる地域社会づくりに貢献するため、社会問題の理解にも積極的に取組んでいます。

▲後藤さんの講演に耳を傾ける部員

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