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図書館でエビイモ展示   文学と絡めて特産物をPR

[2019.01.08]

▲エビイモを手に展示コーナーをPRする会員と図書館担当者

 小牧市立図書館はJAエビ芋研究会の協力のもと、エビイモ展示コーナーを設置しました。昨年末に同会員が収穫した実物のエビイモ(親芋・子芋・孫芋)を始め、同JA職員が作成した栽培動画やエビイモについて書かれている本などを展示しています。「夢・チャレンジ始まりの地 小牧コーナー」の企画で、地元農産物の展示は初めてです。開運・健康に関心が高まる新年に、“ハレの日”の開運野菜として食べられている地元特産のエビイモを紹介しようと企画しました。

 エビイモは別名「唐のいも」と呼ばれるサトイモの一種で、肥沃な透水性の土壌(黒泥)で育ちます。肉質のきめが細かいのが特徴で、煮崩れを起こしにくいため、煮物やおでんなどに適しています。また、優れた風味と独特の甘さがあり、一般的なサトイモとは違い高級食材として人気です。市南部に位置する北里地区では、肥沃な土壌を活用してかつては盛んに生産されていましたが、後継者不足や市街化の進行で栽培面積が大幅に減少しました。貴重な伝統と栽培技術を守るため、平成25年に「エビ芋研究会」を設立し、生産ノウハウの継承や近隣小学校の食農教育の一環として収穫体験に協力しています。

 同会の稲垣桂三会長(79)は「農産物を文学と結び付けてPRするのは初めての試み。歴史や小説など新しい方向から興味を持ってもらえたらおもしろい」と展示効果に期待を寄せました。

 郷土資料や農産・園芸などの栽培本の他、“里芋”の記述が出てくる最古の本とされる「風土記」や、松本清張の「球形の荒野」や池波正太郎の歴史小説などエビイモが描写されている小説など関連本約20冊を展示しています。期間は平成31年2月28日までです。

 図書館の担当職員は「文章の中で登場人物と共にエビイモを味わってもらいたい。これからも引き続き小牧市のブランド力を図書館からも発信していきたい」と笑顔で話しました。

▲歴史資料から小説まで幅広いジャンルでエビイモを紹介

▲親芋から子芋、孫芋と成長過程が分かるようにエビイモ展示

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