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地元幼稚園と協力して有機的農産物の地産地消を 守山司さん

[2021.10.29]

 

▲守山さんの農場で採れたオクラを、調理・提供する管理栄養士

 春日井市玉野町の組合員で認定農業者の守山司さんは、10月より藤山台幼稚園で有機食材中心のオーガニック自園給食がスタートするのに合わせて、玉野町で栽培する農場より有機的農産物の提供を始めました。

 藤山台幼稚園は子どもたちがノビノビ・生き生きと育つため、遊びを通して学びを得ることを園の方針としており、特に「体」づくりにおいては学びの基本の最初の段階として様々な取組み行っています。その取組みの一環として食育に力を入れており、園内で小豆や栗の収穫体験を行なったり、独自の食育通信を毎月発刊するなど、園と家庭を一体とした意識の向上を図っています。そのような中、兼ねてより構想にあった「子どもたちの体の為に、幼稚園で食べる昼飯はこだわった食材で提供してあげたい。」という尾藤園長の想いと、近年高まる自園給食ニーズの声が合致。オーガニック自園給食を実現するため、7月に新しい配膳室を作り、園所属の専属スタッフを雇用しました。さらに保護者から食材提供者の情報を募ったところ、多数の守山さんを推す声が集まり白羽の矢が立ちました。

 守山さんはこの地域の有機的な栽培の先駆者として、10年間に渡り約1haの畑を耕作。親子収穫体験や六次産業になどにも力を入れているプロ農家です。今回の話が持ち上がった時に、園の並々ならぬ熱意と有機的な栽培への理解に賛同して専属の農産物提供者となりました。農産物を提供するにあたって、従来と同じ複数の事業者が毎度調整をする方法であると混乱を招く可能性がありましたが、守山さん自身が統括を行い他の地元の有機栽培生産者と協力することで、スムーズな提供に加えて地域一体となった地産地消を可能としています。

 守山さんは「有機的な食材は健康に良いだけでなく、環境保護にも非常にメリットがあります。持続可能な社会への貢献にもなる為、取組みをマネする人がどんどん出てきてほしいですね。将来的には、幼稚園や保育園の食農教育専属のファームとして、各機関から相談していただけるような農場運営を目指しています。」と意気込みを話していただきました。

 今後は数年を掛け、園の献立と栽培計画の相互リンクを図り、効率的かつ安定的な地元有機農産物の供給を目指します。また、栽培中の畑に園児を招き入れ、新たな食育教育として収穫体験などの実施を計画しています。

 

▲配膳室はテラスからすぐ見えるよう透明になっており、毎食園児が楽しみに覗きに来るのが日課だそうです。

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