
審査過程の全公開でより臨場感のある品評会に 春日井農業祭
[2025.07.15]
当JAと春日井市は12日、市内大型商業施設の「イーアス春日井」1階ネイチャーフィールドで春日井農業祭「夏作農産品コンクール」を開催し、市内農家95戸が383点を出品しました。会場には桃、キュウリ、トマトなど夏を代表する農産物が並び、多くの買い物客が足を止めて品評会の様子を見守りました。
本コンクールは昨年度から地域住民へのPRを目的に、大型商業施設での開催に切り替えて実施しています。今年度は従来の審査風景のみだった公開に加え、審査説明から講評までのすべてを同会場内で公開実施する形式に変更し、より臨場感を体感できる催しとなりました。また、併せて「かすがい農業塾」の塾生が栽培した農産物の対面販売を実施しています。
審査の結果、優秀賞2点、金賞6点、銀賞15件、銅賞31件の計53点が選ばれ、優秀賞には髙見堂晃義さんの桃と、梶田博子さんのキュウリが選ばれました。
審査員長を務めた愛知県農業改良普及課の山本大地技師は桃について「授粉期の低温による着果不良、6月の高温による日焼け果の増加など厳しい気象条件が続きましたが、皆さんの努力と高い技術により優れた品が多く出品されました。中でも外観や玉揃いの特に優れたものを優秀賞として選定しています」と講評を話しました。
審査終了後に行われた即売会には多くの来場者が列を作り、約45分で完売するなど大盛況でした。
審査結果については以下の通りです(敬称略)
優秀賞〈春日井市長賞〉:髙見堂 晃義(桃)
優秀賞〈愛知県知事賞〉:梶田 博子(キュウリ)
金賞〈尾張中央農業協同組合組合長賞〉:長谷川 弘明(桃)
金賞〈尾張果樹振興会会長賞〉:後藤 良子(桃)
金賞〈春日井市農業委員会会長賞〉:河口 恭広(ばれいしょ)
金賞〈愛知県農業会議会長賞〉:仲野 和子(タマネギ)
金賞〈中日新聞社賞〉:大野 文彰(トマト)
金賞〈愛知県経済農業協同組合連合会経営管理委員会会長賞〉:小林 昌光(なす)
ほか、銀賞15件、銅賞31件