愛される地元の伝統行事が復活　高蔵福徳神大祭

［2024.01.09］

▲スタンプ帳を手に参拝する家族連れ（天台宗　高蔵寺境内にて）

　春日井市高蔵寺地区の十ヵ寺で作る高蔵福徳神実行委員会とJAは、4年ぶりに伝統行事「高蔵福徳神大祭」を開催し、福引会場となった高蔵寺支店には約1,000人が訪れる等多くの地元住民が寺巡りを楽しみました。

　明治45年の旧正月7日から始まった「高蔵七福巡拝」が始まりとされるこの巡拝は、戦争の時期に一旦休止されますがその後再開され、昭和38年に三徳神を加えて現在の高蔵福徳神十ヵ寺巡拝という形となり今日に至っています。地元では新春7日の伝統行事として長年愛され続けており、この日は各お寺でぜんざいの振る舞いなど特別な催しが行われた他、高蔵寺支店では10ヶ所を巡りスタンプを集め終えた参拝者が福引に挑戦するなど賑わいをみせました。

　2時間を掛けて10カ所を巡ったという夫婦は「久しぶりに開催されるという話を聞き楽しみに待っていました。新年のイベントとしてこれが無いと始まらないというぐらい毎年参加していたので、今は清々しい気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいです」と笑顔で話しました。