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新品種の桃「こまきゴールド」を試食 早生×大玉×黄桃

[2020.07.08]

▲「こまきゴールド」を試食する桃生産者ら

 小牧桃生産部会としのおか共選は7日、新品種に登録申請中の桃「こまきゴールド(仮称)」の試食会を行いました。
 「こまきゴールド」は、小牧市上末の桃生産者山田利宏さんの桃園で発見された新品種です。平成24年の初夏、「みさか白鳳」の木に突然変異したとみられる大きな実が付きました。地名の周知と品種が分かるよう「こまきゴールド」と名付け、平成30年1月に山田さんが農林水産省に登録を出願。数年間の経過観察を経て変異がなく安定して生産できると認定されれば登録となります。現在約10aで30本栽培しており、今年は約500kg収穫しました。
 同JA管内の主力品種のひとつである「日川白鳳」より一回り大きな金色がかった黄肉(約300g)で、6月下旬頃に収穫できる早生品種。平均12度~14度と糖度が高く、肉質は緻密でトロっとした果肉からマンゴーのような風味も感じられます。
 毛利公彦農業振興部長は「早生で黄桃、大玉の桃は珍しい。関心のある生産者がまとまって協議を重ねていけば必ず地域ブランドの起爆剤になる」と期待を寄せます。
 栽培特性として、せん孔細菌病にはやや弱いが、変形果は少なく、また核割れ・裂果ともにほとんど見られません。着色が良いため、果実袋は1枚で対応でき、マルチも不要と作業の手間がありません。
 品種登録されれば、同JAを事務局とした「こまきゴールド生産推進協議会(仮称)」を設立して、苗木供給初年度から10年間は生産物の全量を同会で集荷し、一体的にPRすることで、地域のブランドとして育成していきます。
 山田さんは「“小牧に行けばこまきゴールド”となるよう、共同出荷の品質統一に理解のある生産者が一丸となって、高品質なものを栽培・出荷していけば、地域特産物としてPRできる。地域のブランドとしてしっかり確立し、小牧の桃を多くの人に知ってもらう良い機会にしたい」と意気込みを話しました。

▲甘くトロっとした肉質がまるでマンゴーのような味わい

▲品種の特性を説明する水谷指導員

 

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