暖かな気候に早い開花予想 桃現地指導会
[2024.02.28]
桃生産部会は28日、鈴木明さんの桃園(小牧市高根)で摘蕾と病害虫防除の桃現地指導会を開き、部会員45人が参加しました。
秋頃から続く暖かな気候は、12月に入っても気温が下がり切らず平年より3℃程高い状態で推移。関係者によると、主力品種となる白鳳の開花は平年より3日前後早くなる3月28日頃と予想されています。今回は3月上旬から迎える本格的な摘蕾作業を前に、効率的な作業方法やその後の工程を意識した考え方などについて営農技術指導員がアドバイスしました。
尾張農林水産事務所農業改良普及課の佐野達也主任は今シーズンの摘蕾について「一時的に寒の戻りはあるものの、基本的には暖かい日が多く樹の成長が早くなっています。特に昨年11月の気温が高いシーズンは、発芽不良が増える傾向にありますので気を付けてください。品種に合わせた摘蕾の強弱を意識しながら、適切な時期に作業を終えましょう」と話しました。