
最高糖度24.7度、春日井農業祭ぶどうコンクールで高品質な出品多数
[2025.08.25]
JA尾張中央と春日井市で構成される春日井農業祭実行委員会は21日、イーアス春日井1階ネイチャーフィールドで春日井農業祭ぶどうコンクールを開催し、市内12戸のぶどう農家がその出来栄えを競い合いました。同コンクールはこれまで春日井市役所1階市民ホールで開催していましたが、「より多くの人に地域の特産物を知ってもらいたい」と初めて大型商業施設での開催となりました。
出品されたぶどうの内訳は昨年から9点増え、「巨峰」「シャインマスカット」「雄宝」「ブラックビート」「ピオーネ」など31点。平均糖度は19.6度、最高糖度はピオーネの24.7度と高水準な出品となりました。審査は尾張農林水産事務所やJAの営農技術指導員などが中心となって進められ、糖度、着色、房の形、揃いなどを中心に総合的に優れたぶどうを選定しました。
審査の結果、優秀賞には稲垣由佳さんのシャインマスカットが選ばれ、金賞3点、銀賞2点、銅賞2点が合わせて選定されました。
審査員長を務めた尾張農林水産事務所の山本大地技師は「芽吹きは例年並みとなったものの、7月以降の酷暑や降雨不足で着色不良や肥大遅れが見られ、非常に厳しいシーズンでした。そのような中でも品質の高い出品が多くあり、生産者の努力や高い技術力が感じられました」と講評しました。
コンクール終了後には生産者によるぶどうの直売や出品物の即売会があり、審査を見守った多くの来場者の手に渡っていきました。
令和7年度 ぶどうコンクールの結果詳細は以下の通りです(敬称略)
◆優秀賞(春日井市長賞) シャインマスカット 稲垣 由佳
◇金賞(尾張中央農業協同組合組合長賞)クインニーナ 伊藤 堅治
◇金賞(尾張果樹振興会会長賞) 巨峰 伊藤 美知代
◇金賞(春日井市農業委員会会長賞) 巨峰 安藤 邦彦