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桃色に染まる畑 今年の桃の調子はいかかでしょうか

[2020.04.03]

▲凡天を使って受粉作業する木下さん

 現在、春日井市と小牧市では特産品の桃の花が満開となり、桃色に染まった畑での受粉作業が最盛期を迎えています。
 桃の多くの品種は自家受粉ですが、市場では玉伸びの良い果実の需要が高いため、摘蕾(てきらい)、摘果作業と、確実性を求めた人工受粉を行います。また「川中島白桃」などの花粉がない品種では人工授粉が必須となります。受粉は、棒の先に鳥の毛が付いた「凡天」という道具に花粉をつけて行います。作業は、風が穏やかで、気温が高く、雌しべから樹液が出る午前10時~午後3時までの間に行います。
 約80アールの畑で「はなよめ」「日川白鳳」など6品種の桃を栽培している桃生産部会の木下健会長は「今年は暖冬の影響を受け、桃の開花時期はかなり早まると予想していたが、1週間ほどのズレで収まった。しかし、花が咲くタイミングと天候不良が重なり、今後の実の付きが心配」と話しました。
  JAの杉山文一営農技術指導員は「多くの品種では自家受粉が可能なので、人工授粉を行わない地域が多くみられる。この管内では、樹勢をつけて玉伸びをよくするため、摘蕾作業で花数を減らしている畑が多く、人工授粉が重要視されている。今後の生育状況はまだわからないが、このまま気温が下がることなく良質な果実を目指してほしい」と期待を寄せています。
 愛知県内有数の桃の産地として知られる両市は、早生品種「はなよめ」「日川白鳳」から晩生品種「愛知白桃」「川中島白鳳」まで栽培し、6月中旬から8月の盆過ぎまで収穫が続きます。

【桃生産部会事務局】

小牧東部営農生活センター  0568-79-8000

▲花の調子を見ながらの作業

▲満開に咲く桃の花

▲今年もおいしい桃に期待大ですね!

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