
選果機導入で生産力とブランド価値向上へ こまきゴールド生産推進協議会総会
[2025.03.31]
こまきゴールド生産推進協議会は25日、小牧東部営農生活センターで総会を開き関係者45名が参加しました。
総会では令和6年度事業報告や入退会等、3つの議案について承認された他、愛知県による果実品質調査結果の報告や次年度新たに導入される選果機の見学が行われました。
「こまきゴールド」は今年度初出荷を迎えた早生・大玉・高糖度を兼ね備えた黄桃で、令和6年度出荷実績は最初期の生産者を中心に若木も多くあった事から約850kgとなりました。次年度新たに導入される選果機は、小型サイズながらも1時間当たり最大7200個の桃を色・形・糖度・サイズごとに分けることができます。出荷工程や選果・梱包作業の大幅な省力化と正確な選果による商品力向上に期待が出来ます。また、販売面では当JA産直全施設での取扱い開始とともに、上位10~15%の高糖度の桃を特別にパッケージした新規格の販売を予定しています。
会長の山田利宏さんは総会挨拶で「昨年の発売を産直店舗で見ておりましたが、整理券が無くなるぐらい多くの方がお買い求めに来てくださり、長年開発して来た甲斐がありました。今年は新たに導入される選果機を有効活用し、ますます出荷が盛り上がることを期待しております」と話しました。
令和7年度の「こまきゴールド」は6月下旬の出荷を予定しており、初年度の3倍~4倍の出荷量を見込んでいます。