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若手農家が駅で野菜を販売     リリックFM

[2018.07.12]

▲こだわりの栽培方法の説明を聞きながら野菜を選ぶ駅利用者

 春日井市や小牧市の若手農家は12日、JR春日井駅自由通路で「リリックファーマーズマーケット」を開きました。野菜の販路を見つけにくい若手農家を応援し、駅のにぎわいにもつなげようと春日井市観光コンベンション協会を中心にJAや商工会議所が協力して実施しました。

 昨年11月自由通路で開いたイベントで野菜を販売したところ、駅近くにスーパーが少ないことから近隣住民に好評だったため、定期的に開催することになりました。元広告代理店など異業種から就農し、1~2年目の農家がそれぞれブースを設け、ナスやトマト、カラーピーマンなど夏野菜を約10種類を販売しました。

 大量販売される旬の野菜は価格競争が激しく、スーパーに納める手数料を差し引くと生活できるだけの収入を確保するのは困難です。無農薬栽培にこだわって栽培する若手農家もいますが、農薬を使う一般的な野菜と同じ棚に並ぶと良さをアピールできないという悩みが出てきます。個別に開かれたマーケットでは、それぞれのブースで独自性をアピールできます。

 また、市内飲食店経営者約200件に周知し、野菜の納入先としてマッチングも図っています。駅利用者の多いことはもちろん、飲食店のアイドルタイムも考え午後2時から3時間開催しています。

 就農2年目の田島豪彦さんは「予想以上にたくさん買ってもらえた。今回は野菜の重量を考えずに販売してしまったが、駅を利用される方はほとんどが歩きなので、次からは軽めの野菜を用意したい」と笑顔で話しました。

 春日井市観光協会コンベンション協会の林越光治さんは「若手農家の方の販路拡大の原点となれば嬉しい。今は駅だけで開催しているが、小さく始めて大きく育てるファーマーズマーケットにできれば」と熱く語りました。

 新規就農者を支援している横島龍磨さんは「販売する場所の提供だけでなく、若手農家が自分の顔を消費者に直接知ってもらえる良い機会。農業を“生きがい”でやる人と“生きるため”にやる人とは違うもの。行政と連携して1日でも早く自立させれたら」と意気込みます。

 今後も毎月第2木曜日午後2時~5時に定期開催します。

▲市特産のサボテンを試食する利用者

▲それぞれのこだわりの野菜を販売する若手農家

▲収穫したばかりの夏野菜を選ぶ駅利用者

 

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