家族で協力して農業を
　「手間を掛けた分だけ大きく育ってくれるので農業にとてもやりがいを感じています」と話す堀尾さん。１５年前の早期退職をきっかけに先代から農業を引き継ぎました。現在は奥さんと息子さんと３人で２棟のハウスと２.５反分の畑を管理しています。

土づくりが一番大切
　「栽培で一番気を遣っていることは土壌管理。苗を植える前にどれだけ良い状態の畑を作れるかが大事」と話します。
　昨年は記録的な猛暑や長すぎる残暑などで作物の生育の早期化や水不足などが起こり栽培に苦慮しました。それでも普段から良い土づくりを心掛け、毎日畑に行き、少しの変化も見過ごさないよう努めていたので、乗り切ることができたそうです。

消費者の期待に添えるように
　数か所ある畑で野菜を収穫し、洗い場に戻ると丁寧に水洗いします。その後は出荷する野菜を選別し、袋に詰めます。インタビューに答えながらも手は常に忙しそうに動かしている堀尾さん。
　最後に「良い作物を作って出荷すれば、お客さんは生産者の名前を覚えて次回も購入してくれる。その人達のことを思うといい加減なことはできません。これからも家族と協力しながら農業を続けていきます」とお話しいただきました。