こんにちは産直さん
△毎朝4時に起きて収穫し、出荷される豊直さん
小林 豊直(こばやし とよなお)さん 春日井市出川町
栽培面積
30㌃
出荷店舗
ファーマーズマーケット ぐぅぴぃひろば
趣味・楽しみ
ものづくり
ひまな時間は作らない。空いた時間は農業で埋める。
「季節の切れ目なく野菜が採れるように」と平日はお勤めされ、休日は農作業に励む豊直さん。幼少期からご両親の畑仕事を手伝われていました。
ものづくりがお好きな豊直さんは、工夫の仕方が一味違います。一つは防鳥ネット。通常、一畝や種類ごとにかけますが、それでは草取りや収穫するときに大変だということで、畑ごとまるっと囲って野外のネットハウスのようにされています。ホームセンターで資材をざっと見て、“これなら作れる”と資材からアイデアがひらめくそうです。もう一つは、農作業日誌です。作業された日に、何をどれだけ収穫して何時間作業したかをデジタル日記をつけています。この日誌は本格的に農業を始めてから欠かさず付けられています。日誌をつけることで、“昨年の今頃はこの作業をしていたから、今はこれをやろう!”と、やることが明確にわかるのでいいそうです。また、この場所でなにを育てていたかも記録することで、連作障害を起こすことがなくなると笑顔で教えていただきました。
また、苗作りにもこだわりがあります。豊直さんは、衣装ケースを使います。2、3月頃に苗を育てるには一定の温度が必要です。衣装ケースなら、日中外に出して夜は暖房の効いた部屋の中で育てることができます。
そんなものづくりのプロの豊直さんに農業を続けて思うことについてお聴きすると「産直に出すようになってからは、品質によって値段がダイレクトに返ってくるから良いものを作らなければと思うようになった。来年からは仕事もひと段落するので、空いた時間は農業で埋めようと思う」と語って下さいました。