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こんにちは産直さん


稲垣 進一(いながき しんいち)さん 春日井市神屋町

出荷店舗
FMぐぅぴぃひろば、GC春日井中央店

楽しみながら農業に取り組む

農業は身近なものだった
 「幼少期から田植えや稲刈りはもちろん、桃や柿の栽培など、さまざまな作業を手伝わされていました。しかし不思議と農業を嫌いになることはなく、逆に楽しんでやっていました」と話す稲垣さん。
現在は、退職を機に地元の方から気軽に引き受け、約5倍の面積となった稲作を中心にレタスやトウモロコシ、銀杏、梅、栗、ブルーベリーなどさまざまな作物を栽培。主に自分が食べてみたいと思った作物を栽培・出荷されているそうです。
 中でも約30年前から栽培を始めたブルーベリーはインターネットで栽培方法が調べられるようになってから、栽培技術が向上し、10年前から産直に出荷し、昨年から徐々に栽培本数を増やしています。

エコ除草や景観作物で楽しく農作業
 農業で一番面倒な作業が雑草の管理。特に夏場の除草作業は大変な重労働です。数年前、近所の造園屋さんにヤギや羊を畑に放牧し除草作業をしてもらうエコ除草してはどうかと提案され、試したところ、果樹の葉っぱを食べられたり、脱走されたりなど、大変なこともありましたが、近年の酷暑の中、自力で草刈りをする範囲が減り大変助かっているそうです。
 また、地域の高齢化が進み、遊休農地が増加し、地元の水利組合でも雑草の管理が問題となりました。そこで思いついたのが景観作物による遊休農地の活用です。昨年はヒマワリを、今年はマーガレットやコスモスなどの植栽による花畑にチャレンジ。「地域の皆さんが遊休農地の景観対策に興味を持ってもらえれば」という思いで活動しているそうです。

これからも母と共に楽しく農業を続けたい
 これからについて「高齢の母が一人で農作業をしていること、まだ軽トラと運転していることなどが気がかりで、運転手になってもいいかなと思い、会社を約2年前に退職しました。色々と教えてもらうことも多く、楽しい毎日を過ごしています。これからも楽しく母と農業を続けていきたいです」と笑顔でお話しいただきました。

 

 

 

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