「家族や周りの人のために働いていた会社員時代と違って農業は自分のやりたいようにやれる、そんな今が一番楽しいです」と笑顔で話す鵜飼さん。
　３０代から趣味として家庭菜園で野菜を育てていましたが、ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろばのオープンをキッカケに出荷を開始。栽培面積を少しずつ拡大していきました。４月はニンニク、６・７月はナスやトウモロコシ、８・９月は里芋、１０月末からはカリフローレの出荷が控えています。カリフローレは鵜飼さんが自信を持っておすすめする野菜の１つで、１株４ｋｇを越えるものもあり、ボリュームと甘さが魅力だそうです。
　農薬を出来る限り使用しない栽培を心掛けている鵜飼さんが特に力を入れているのが土づくりです。育てたい作物によって堆肥や肥料を調整し、病気に負けない作物づくりを目指しています。そして同じ作物でも毎年、肥料や資材を少しずつ変えて改良を繰り返すなど、栽培技術向上への努力を惜しみません。
　今後の展望について「私が農業を始めた頃、何から何まで親切に教えてくれる先輩との出会いがありました。もし自分の代わりに農業をやってくれる後継者を見つける事ができたら、その先輩がしてくれたように色々な事を伝えたいです」と話してくださいました。