「まだまだ新米でわからないことや覚えることが多く苦労もありますが、毎日が新鮮で楽しいです」と笑顔で話す森川さん。
　農業を始めたきっかけは数年前、高齢になった祖父母の手伝いを始めたことでした。当時大阪に住んでいた森川さんは、桃の収穫期に里帰りして作業を手伝っていましたが「このまま後継者がおらず、この美味しい桃の木が無くなってしまうのはもったいない」と一念発起。新規就農を決意し祖父母の家に移り住みました。
　本格的に農業を始めてからはできる限り畑に行き、祖父母に仕事を教わりながら３歳と１歳の二人の娘たちの育児にも励む毎日。天候にも左右され、やることの尽きない農業の奥深さを感じながらも、少しずつコツコツと学んできました。
　現在は叔母も農作業に参加し、桃・柿・みかんと少量の野菜を栽培。苦労はありながらも、子どもと一緒に触れられる自然や季節感に農業の魅力を感じています。
　これからの展望について「私はまったくの素人からのスタートなので、少しでも祖父母のように美味しい作物を作れるよう、これからも精進していきます」と意気込みを話してくださいました。