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こんにちは産直さん


大野 進(おおの すすむ)さん 春日井市下市場

マイペースで自分らしく農業を楽しむ

 「昔から農業をしていましたが、本格的に始めたのは定年退職してからです。それから今年で20年が経ち、今では野菜だけでなく、米や桃など、様々な作物を栽培しています」と話す進さん。
 進さんが初めて農業に触れたのは20歳の頃。農業試験場へ行き、1年間農業の基本を学んだのが始まりでした。その後は4年間、バイトをしながら農業を続けていましたが、それだけでは生活ができないと考えて消防署に就職し、40年以上勤務しました。退職後は、自宅にある農地で農業に励んでいます。
 進さんが本格的に農業を始めた頃、グリーンセンターで愛知の伝統野菜の作付けが推奨されていたため、「八事五寸ニンジン」「方領大根」「治郎丸(ホウレンソウ)」「野崎白菜」の栽培を始めました。その中でも「八事五寸ニンジン」は産直施設でも人気が高く、それ以来毎年栽培しているそうです。
 昨年は当JAの営農企画課が推進する計画作付けに参加して「もものすけ(サラダかぶ)」を栽培し、今年も「とんがりパワー(ピーマン)」「とろーり旨ナス(白ナス)」を栽培するなど、意欲的に計画作付けに取組んでいます。
 様々な作物の栽培に積極的に挑戦する進さん。80歳を迎える現在まで農業を続けてこられた理由について「私には農地を持つ者としての責任感がありました。その中でも、農業を続けることができた理由は、マイペースで自分のやりたいことをやってきたからです。何事も、無理をしてストレスを溜めていては続けられません。日々の農作業を趣味として、これからも野菜を収穫する喜びを楽しんでいきたいです」と笑顔でお話しいただきました。

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