「農業には同じ年はなく、去年が良くても今年も同じようにとはいきません。いつも新人の気持ちで畑と向き合っています」と話す新田さんご夫婦。
　お二人が農業を始めたきっかけは、３０年前に亡くなった父親の畑を継いだことでした。当時はお互いに会社勤めをしており休日に畑の手伝いをする程度でしたが、畑を継いでからは冨美子さんが母親からノウハウを引き継ぎ、南海雄さんの定年退職後からお二人で本格的なスタートを切りました。
　出荷を始めてからは「お客さんに『おいしい』と言ってもらえる野菜作りを」をモットーに、栽培講習会などに積極的に参加して高品質の農産物作りに励む毎日。今年１１月開催の春日井農業祭「秋作農産品コンクール」では、見事だいこんで金賞「中日新聞社賞」を受賞されました。
　お二人には農作業する日のルーティンがあり、朝食の時間に１日にやることを話し合った後「今日も頑張ってやろう！」と声に出してから畑に向かいます。そうすることで気が引き締まり、作業もより頑張ることができるそうです。
　これからについて「やっぱり良いものを作り続けていきたい！体力の続く限り、二人で農業に励んでいきます」と意気込みを話してくださいました。