「畑を継ぐ前は農業を面倒くさいと感じたこともありましたが、今は自分が育てる野菜の生長を見るのが楽しいです」と笑顔で話す倉知さん。
　農業を始めたきっかけは７年前に父の畑を継いだことでした。営業職として平日は夜遅くまで働いている倉知さんですが、このまま土地を活用しないのはもったいないと就農を決心。現在は会社員を続けながら、休日は畑に向かい農作業に勤しむ毎日を過ごしています。
　「失敗は成功のもと」をモットーに、前向きな姿勢で農業に取組む倉知さんは「誰も作ったことのない農産物」をテーマに、珍しい品種の栽培にも積極的に挑戦。空いた時間を見つけては、産直施設やホームセンターに足を運んで苗をチェックし、どんな品種が市場に並んでいるかを見るのが習慣になっています。栽培方法については、動画共有サイト「ＹｏｕＴｕｂｅ」を参考にしたり、他の出荷者と情報共有をしたりと品質の向上に努めています。
　これからの展望について「栽培品種の増加や新しい農機具の購入、土や肥料の改良などやりたいことはまだまだたくさん！これからもずっと農業を続けていきます」と笑顔で話してくださいました。