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こんにちは産直さん


神谷 敏久(かみや としひさ)さん 春日井市東山町

耕地面積
約55a

出荷店舗
全店舗

地域の歴史と共に受け継がれた梅畑を守って

 「名鉄桃花園の団地から約3か月かけて梅の木60本をリヤカーで運びました。毎日毎日、抜根機で抜いた木を人力で移植したときはさすがに骨が折れましたね」と笑って話す神谷さん。
 神谷さんは代々続く農家を営んでおり、現在も約55aの土地で梅・プラム・桃・柿・柑橘類などの果樹を中心に20品種以上を栽培しています。中でも5月末から出荷の最盛期を迎える梅は、昭和29年の東山耕地整理により1反60本を買い受けしたのをきっかけに栽培をスタート。しかし、昭和35年に浮上した名鉄桃花園団地の開発により梅畑が取り壊しとなり、現在の場所に約3か月をかけ手作業で移植しました。樹齢およそ100年に及ぶといわれる梅の木は、神谷さんの手により丁寧に剪定や管理が行われ、移植後、1本も枯らすことなく毎年その実をならせています。
 現在の梅畑では大梅「大梅なづか」と小梅「信濃」の2品種を栽培し、毎年の平均収量は800kg程にもなるそうです。体を労わりながら作業効率を上げるため、木の丈を2m30cm~50cmと低くなるよう気を付けて管理し、奥さまと協力して出荷のピークを乗り切ります。
 出荷が始まったばかりの梅について「最近流行りの梅ジュースや梅酒ももちろん美味しいですが、少し手間をかけてでも是非梅干しを漬けて食べて欲しいですね。梅の醍醐味である果肉をしっかりと味わっていただければ嬉しい」と意気込みを話してくださいました

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