「今は農業が楽しくて仕方ないです。看護師として日勤も夜勤も行いますが、畑に来ると不思議と癒されるんですよね。大好きな空間です」と笑顔で話す大川さん。
　看護師として働いている大川さんが、農業に強く興味を持ったのが昨年６月。コロナ禍によりマスクやトイレットペーパーが店頭から消え、「『食』はどうなるのか、スーパーから食べ物が消えたら？」と危機感を覚えて一念発起。地元の小さなシェア畑で家庭菜園から学び始めました。初めて農業に触れた大川さんは「土に触れるのが楽しい！もっと学びたい！」と農業に夢中になり、今年１月からは近所の方から畑を借り入れて本格的に農業をスタート。現在は当ＪＡのアグリ道場に通いながら栽培した農産物をＧＣ春日井中央店やネットショップで販売しています。
　こだわりは、土づくりと有機的な栽培。特に土づくりには有機肥料に加えて、シェア畑時代に学んだキクラゲの使用済み菌床と米ぬかを混ぜ込んだ特性の堆肥を使っています。これに※コンパニオンプランツを組み合わせることで、土壌本来の地力を活かした栽培に力を入れています。
　「近隣農家の方や、産直出荷者の方がすごく優しく教えてくれるので、普段から気軽に相談させてもらってています。自分でお店を出して野菜を販売することが夢なので、安全・安心な農産物づくりができるよう日々勉強しています」と話してくださいました。
　※コンパニオンプランツ
　　組み合わせて植えると、収量増加や防除の効果がある相性の良い野菜。