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こんにちは産直さん


髙橋 敏明(たかはし としあき)さん 春日井市桃山町

栽培面積
13a

出荷店舗
グリーンセンター桃花台店・春日井中央店・ファーマーズマーケットぐぅぴぃひろば

自然の摂理を利用したエコロジー=エコノミー農法

 「自然耕の邪魔をせず、草や微生物など自然のチカラで耕作すると除草剤や農薬を使わずにおいしい野菜が作れる」と話す敏明さん。学生時代に無農薬・有機栽培で稲作する書物を読んだことをきっかけに、自然栽培に興味を持ちました。40年程前に農業を始めたころは、単純に「おいしい野菜を作りたい」という思いだけで野菜を作られていましたが、退職後改めて「おいしい野菜」はどのようにしたらできるのかを理論的に考え、本格的に自然栽培を始められました。
 自然の摂理を最大限利用した“エコロジー=エコノミー農法”をモットーに日々農作業をしながら、独自の栽培方法や実践ノウハウをまとめた書籍『私のおいしい楽々菜園』を執筆したり、市役所で講習会を行ったりと様々な活動をされています。
 敏明さんの野菜作りの特徴は、不耕起・ほどほど除草。土をいじるのは苗を定植するときのみ。草は土づくりに重要な役割を果たす微生物の餌や住処になるため、野菜が負けない程度に抜いて、置いておくだけです。①土と格闘しない②草と格闘しない③虫・微生物と格闘しない、以上の3点を守り自然耕の邪魔をしない“自然栽培”を実践されています。
 「世界には慣行農法を始め、水耕栽培や永田農法など様々な栽培方法がある。野菜作りの原点に立ち返り、何種類もある栽培法を物理学・科学・生物学の観点から体系的にまとめ、『草のおかげで楽々栽培』という本を書きたい」とこれからの展望について熱く語っていただきました。

 

(JA尾張中央 広報誌ふれあい2020年4月号「農の現場から」掲載)

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