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こんにちは産直さん


山本 宏実(やまもと ひろみ)さん  春日井市気噴町

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「究極の自給自足」を目指して日々研鑽

 玉野町で地元農家の協力を受けながら米栽培を中心に技術を学び、来年度以降の本格的な就農を目指している山本さん。就農を目指すなかで、地域の伝統的な農地を守る方々に感銘を受け、その意思を継承しながらも自身が新たな就農者の模倣となれるよう、日々努力を重ねています。

手伝いの中で触れていた農業
 「実は実家暮らしをしていた頃、区画整理で田畑を手放すまでは農業を手伝っていたんですよ」と話してくださった山本さん。しかし田畑が無くなってしまった当時は、「ほっ」と安堵する気持ちの方が強かったそうです。その時から農業に対して興味・関心はあったものの、親の手伝いが主であった為、今ほど前向きに取り組むことができなかったといいます。

運命的な出会いと気持ちの再燃
 契機が訪れたのは3年前のコロナ禍。市が管理する貸農園で改めて土や農作物と触れ合うと、田畑があった時のありがたみを強く実感。瞬く間に農業への興味が再燃すると、同市玉野町のふるさと農園を通じ、地域でSDGs活動を続ける営農組合と運命的に出会いました。これにより技術を学ぶ上で様々なサポートが得られるようになり、就農に向かって気持ちも大きく加速。その中で「女性だから出来ないことがあるとは思われたくない」と、苦手だったという大型農機の操作も習得していきました。現在は米栽培の他に、産直施設への出荷方法などを地域の生産者に学びながら、着実に就農への経験を積んでいます。

仲間づくりをしながら日々勉強
 山本さんの目指す姿は「究極の自給自足」。その為、様々な農法の習得に励み、地域の先駆者が持つ有機栽培技術にも興味を持っています。また、男女問わず農業に興味のある人を応援するため、仲間づくりにも力をいれていきたいそうです。
 山本さんは「やりたいことは山ほどありますが、まずは新規就農者として自立していきたい。私の姿を見て就農に興味を持つ人が増えてくれたら嬉しい」と今後の意気込みを話してくださいました。

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