趣味から一転、本格的な農業の道へ
　「農業を本格的に始めたのは定年退職後、かすがい農業塾や名城大学の農学部連携講座で農業を学んでからで、それまでは全く趣味の世界だった」と話す蓑島さん。長い間趣味として貸し農園で農業を楽しんでいましたが、かすがい農業塾の仲間に誘われたことをきっかけに出荷を始めました。
　現在は、年間通してほぼ毎日産直に出荷をし、その他にも喫茶店やスーパーなどにも販路を拡大しています。

野菜や畑の特性を考え試行錯誤
　蓑島さんが常に意識しているのは「野菜や畑の特性を理解すること」。有機・無農薬栽培で高品質な野菜作りのため、まず野菜それぞれの特性や自分の畑との相性を考えます。そして仲間との情報交換や本で得た知識を参考に、栽培方法の試行錯誤を続けています。その努力もあり、昨年１１月の春日井農業祭ではブロッコリーで見事金賞を獲得しました。

お客さんの声を励みにこれからも
　「やっぱりお客さんに喜んでもらえるのがとても嬉しい」と話す蓑島さん。出荷物に貼っているシールを覚えてくれたお客さんからは「美味しかったよ！」と声をかけてもらえることもあり、もっと美味しいものをつくらなきゃと励みになるそうです。
　これからについて「８０歳を超えましたので、年齢に合わせた働き方を心掛け、新鮮で旨い安全安心な野菜作りを続けていきたい」とお話しくださいました。